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台南市がスマートシティー推進、遠伝が協力


ニュース 電子 作成日:2015年8月12日_記事番号:T00058672

台南市がスマートシティー推進、遠伝が協力

 台南市は11日、交通、観光、防災、教育、健康などの分野のスマートシティー化推進に10億台湾元(約39億円)を投じる計画を発表した。遠伝電信(ファーイーストーン・テレコム)が第4世代移動通信(4G)技術で全面協力する。12日付工商時報が報じた。


頼清徳台南市長(左3)は李浩正副総経理(右1)より、スマートシティーを支える技術について説明を受けた(台南市政府リリースより)

 計画では「スマートシティー運営センター」を市内に設置する他、市内バス全車両へのスマートバス映像・情報統合分析システム配備、水利システムの4G監視プラットフォームの立ち上げなど、台湾初となる6項目の試みを行う。

 交通分野では、バス車両内でのWi-Fiネットワーク提供、運行情報の配信の他、主要道路に無線ICタグ(RFID)を設置して車両内の検知ステッカーを読み取らせることで交通量や車両の走行スピードを計算し、渋滞時に車両誘導の参考にする。

 観光分野では、位置情報などのデータを近くの端末に通知する「ビーコン」を市内各地の史跡に2万個以上設置して、観光客が訪れた際に自動的に情報を配信して役立ててもらう。

 台南市では、今後3年以内にスマートシティーのサービス利用者が延べ50万人に達すると見込んでいる。