ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

新光人寿の信義区ビル売却計画、HTC投資損失が原因か


ニュース 建設 作成日:2015年8月13日_記事番号:T00058692

新光人寿の信義区ビル売却計画、HTC投資損失が原因か

 新光金融控股傘下の生命保険会社、新光人寿保険が11日、新光三越百貨の台北信義新天地A8館と曼哈頓世貿ビル売却を決議したとの観測について、市場ではスマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)株式への投資損失が原因で、苦渋の選択を下したとの見方が浮上している。観測に対し、徐順鋆・新光金控副総経理は、保有するHTC株式は非常に少なくなっており、事実と異なると否定した。自由時報などが報じた。

 新光人寿は過去10年でHTC投資による損失が49億5,000万台湾元(約190億円)に上るとされる。株価は低迷が続き、長期にわたり額面金額を割り込んでいるという。

 徐副総経理は、新光三越のA8館は様子見の段階で、売るとは限らないと語った。百貨店と長期契約を締結しているので、オフィスビルとは事情が異なると話した。

 新光人寿はまず台北市信義区の曼哈頓世貿ビルについて仲量聯行(ジョーンズラングラサール台湾、JLL台湾)に売却を委託した。面積848坪、16階建てで延べ床面積は7,445坪に上る。信義区の相場は1坪1,000万元以上なので、同ビルの公開入札で売却価格は100億元を超えるとみられる。