ニュース 電子 作成日:2015年8月13日_記事番号:T00058705
アップルが次世代プロセッサー「A9」の生産を委託する台湾積体電路製造(TSMC)とサムスン電子に対し、生産価格の引き下げを要求しているとの観測が伝えられたことについて、TSMCはこれを拒否した場合、今月より16ナノメートル製造プロセスによるA9プロセッサーの生産能力をウエハー3万枚から2万枚以下に引き下げざるを得なくなるとの見方が出ている。ただ、TSMCの孫又文企業情報処処長は「16ナノプロセス製品の出荷は正常で、失注したという事実はない」と強調した。13日付蘋果日報が報じた。
アップルの値下げ要求を受け、サムスンはA9プロセッサーの主力メーカーとなるため、前工程の値下げに同意したばかりか、後工程のパッケージング・テスティング(封止・検査)を無償で引き受けると伝えられている。
TSMCはA9プロセッサーの受注をめぐる観測に具体的なコメントを避けている。ただ、劉徳音同社共同執行長は先ごろ、「今年の業績は従来通り2桁成長を維持する見通しだが、成長率は10%に近いものとなる」と語っていた。
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