ニュース 運輸 作成日:2015年8月14日_記事番号:T00058710
台湾高速鉄路(高鉄)は上半期に5億6,100万台湾元(約22億円)の純損失を計上した。赤字は過去4年余りで初めて。台湾高速鉄路公司(台湾高鉄)の劉文亮協理は、減価償却となし崩し償却の費用増加、および輸送人員が予想を下回ったことが主因と説明した。14日付工商時報が報じた。
高鉄は減価償却費用の計算方式を直線法から定率法に変更したことで、2011年から4年連続黒字となっていた。
劉協理によると、高鉄の乗客数は現在1日当たり延べ13万6,000人まで増えており、上半期の売上高は199億3,846万元余りと前年同期比4.3%増加した。しかし乗客数が依然、予測を1割前後下回っている他、財政改革プラン未実施で事業権が延長されておらず、従来の35年間ベースで償却しているため、減価償却となし崩し償却費用は計109億元と28.4%増、営業コストは151億1,200万元と18.3%増となり、赤字転落につながった。
高鉄によると、今年6月末までの累積損失は472億元。同社は9月に臨時株主総会を開き、財政改革プランを承認する見通しだ。
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