ニュース 金融 作成日:2015年8月14日_記事番号:T00058715
金融持ち株会社の元大金融控股は13日、大衆商業銀行(TCバンク)を総額565億5,000万台湾元(約2,200億円)で買収すると発表した。10月の臨時株主総会で決議し、来年2月の買収完了を目指す。14日付工商時報が伝えた。
両行は来週、詳細を協議し、21日までに契約する(13日=中央社)
元大金控の総資産は1兆8,000億元に増え、金融持ち株会社の順位は13位から10位に上昇する。元大金控傘下の元大商業銀行と大衆銀は経営統合後、店舗数が155カ所、総資産は1兆2,250億元となり、銀行業界15位の規模となる。ただ、大衆銀は当面、元大金控の子会社として存続する。
今回の合併で、大衆銀に21.6%を出資する投資ファンド、カーライル・グループは経営から撤退する。
元大銀行の范志強董事長は13日、買収理由について、ブランド、総合的な業務効率、台湾内外での競争力、人材の相互補完という4点を挙げた。特に大衆銀は香港支店を持ち、香港に駐在員事務所しか持たない元大銀にとっては海外進出の足掛かりとなる。業務効率の面では、元大銀は大企業向け融資、大衆銀は中小企業向け融資に強みを持ち、相乗効果が見込める。
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