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コンシューマー製品向けIC設計、需要期のQ3も受注低迷


ニュース 電子 作成日:2015年8月14日_記事番号:T00058730

コンシューマー製品向けIC設計、需要期のQ3も受注低迷

 台湾のコンシューマー製品向けIC設計業界では、例年の需要期に当たる第3四半期に入っても受注が上向いていない。さらにクリスマスシーズン向け受注は遅くても8月末に出荷する必要があるため、今後2週間で顧客からの発注が依然低調なままであれば、業界各社の下半期業績は絶望的となり、通年の利益もマイナス成長に陥る見通しだ。14日付電子時報が報じた。

 ▽凌陽科技(サンプラス・テクノロジー)▽松翰科技(ソニックス・テクノロジー)▽佑華微電子(アルファ・マイクロエレクトロニクス)▽笙泉科技(メガウィン・テクノロジー)▽通泰積体電路(トンテク・デザイン・テクノロジー)──といった台湾のコンシューマー製品向けIC設計業は第3四半期、需要期にもかかわらず業績が低迷しており、▽盛群半導体(ホルテック・セミコンダクター)▽新唐科技(ヌヴォトン・テクノロジー)▽義隆電子(ELANマイクロエレクトロニクス)──などこれまで安定した受注見通しを保ってきた業者も、今期は受注状況が急激に冷え込んでいる状況だ。

 低調な受注の背景には、世界のコンシューマーエレクトロニクス市場で需要が年を追うごとに低下していること、および中国業者が急速に勢力を伸ばしている状況があるようだ。