ニュース 政治 作成日:2015年8月17日_記事番号:T00058740
馬英九総統は16日、旧日本軍のいわゆる「従軍慰安婦」問題に関連し、元慰安婦とされる女性6人が登場する記録映画「蘆葦之歌」を鑑賞後、日本政府は元慰安婦に対し、謝罪や賠償を行うべきだとの立場を重ねて表明した。17日付聯合報が伝えた。
馬総統(右)は何度もおえつを漏らしながら映画を見終えた後、呉監督(左)に記念品を手渡した(16日=中央社)
馬総統は日本の安倍晋三首相が14日に発表した戦後70年談話で、慰安婦問題について、「戦場の陰には、深く名誉と尊厳を傷つけられた女性たちがいたことも忘れてはならない」と言及したことに触れ、「日本は謝罪や賠償などもっとできることがある」と述べた。
馬総統は同作品の呉秀菁監督との対談で、「映画を通じて、歴史理念を強化することが可能だ。これは政治的道具ではなく、歴史と史実、人権と人道の問題だ」と指摘。国連の調査結果に触れ、「慰安婦が自発的に志願したものではないことは、既に世界の共通認識になっている」と強調した上で、「おばあさんたちがこれほどの屈辱や不公正、不義に遭遇したにもかかわらず、日本政府は謝罪していない」と批判を続けた。
一方、台湾の婦女救援基金会(婦援会)による「慰安婦博物館」の開館計画が場所を確保できずに頓挫したことについて、馬総統は国防部の隣接地に建設を計画している国家軍事博物館に慰安婦関連の史料を展示するスペースを設ける考えを示した。
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