ニュース 商業・サービス 作成日:2015年8月17日_記事番号:T00058747
労働部職業安全衛生署の14日発表によると、6~7月の立入検査で、百貨店43店の化粧品カウンター129カ所のうち、60%に当たる77カ所で労働基準法違反が見つかった。15日付中国時報などが報じた。
労基法違反で多かった項目は、▽残業代の未払い、27.9%▽休日出勤の割増賃金未払い、16.3%▽週1回の休日を与えていない、8.5%──だった。違反の多かった百貨店は順に、▽遠東百貨(ファーイースタン・デパートメント・ストアズ)▽統領百貨▽太平洋崇光百貨(太平洋そごう百貨)──だった。
遠東百貨は、各化粧品カウンターとは協力関係にあり、従業員の給与や出勤の問題にまで介入できないとして、違反に対する直接のコメントを避けた。
また、過労防止措置の義務などを定めた職業安全衛生法については、百貨店44店、化粧品カウンター7カ所のうち42カ所で違反が見つかった。違反項目は、▽過大な業務負担に対する予防策がない、64.7%▽職場環境改善策を講じていない、56.9%──だった。違反の多かったのは順に、▽太平洋百貨の屏東店▽遠東百貨の台南大遠百店▽台南市の時尚流行館(フォーカススクエア)──だった。
労働部は、違反に対して合計145万台湾元(約560万円)の罰金を科し、期限内の改善を求めた。
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