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高雄港再開発、市と台湾港務の合弁会社発足


ニュース 建設 作成日:2015年8月17日_記事番号:T00058749

高雄港再開発、市と台湾港務の合弁会社発足

 高雄港旧港湾地区の再開発に向け、高雄市政府と港湾運営会社、台湾港務(TIPC)は14日、合弁で「高雄港区土地開発(仮称)」を発足させた。


陳菊高雄市長は「高雄港の港湾管理機構が設置されて以来70年間で最大の変革だ」と歓迎した(高雄市リリースより)

 新会社の資本金は1億台湾元(約3億9,000万円)で、市とTIPCが折半出資する。今回の合弁は、高雄港の第1~22埠頭(ふとう)の200ヘクタールを超える旧港湾地区の再開発を目的とするもので、当面は3区画、12ヘクタールの用地に高級ホテル、文化創造施設、商業施設などを誘致する構えだ。台湾内外から資金を募り、投資額は最大100億元を見込む。

 これまで高雄港の再開発は中央と地方という行政の壁に阻まれ、推進が滞っていた。中央政府系のTIPCと地方自治体が合弁で港湾再開発を行うのは初のケースだ。

 このほか、基隆市でも同様の共同事業形態の採用が検討されているという。