ニュース その他分野 作成日:2015年8月18日_記事番号:T00058766
台湾証券交易所(台湾証券取引所、TWSE)の統計によると、金融業界を除いた株式上場・店頭公開企業の上半期税引前利益は9,024億台湾元(約3兆4,600億円)で前年同期比18%増だった。売上高は12兆3,518億元で0.98%増だった。一方証券会社は、下半期の景気低迷見通しから、通年利益予測を下方修正した。18日付蘋果日報が報じた。
上半期純利益が多かったのは、▽台湾積体電路製造(TSMC)、1,584億700万元▽鴻海精密工業、560億7,500万元▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、258億1,300万元──だった。台湾証券交易所は、半導体業界はモバイル端末の販売好調でハイエンド製造プロセス製品の需要が強く、受託生産メーカーは消費者向け電子製品の需要増が貢献、石化業は原油価格の回復で需要が増えたと説明した。
一方、第一金証券投資顧問の陳奕光董事長は、上場・店頭公開企業の下半期利益は前期並みにとどまると予測した。電子業界の通年利益予測は前年比1割減の9,500億元に5%下方修正、電子業界以外は8,500億元に2.3%下方修正した。
陳董事長は、第4四半期はクリスマスシーズンなどで需要期だが、電子業界の輸出不振が続くと予測した。主な理由として、アップルの腕時計型ウエアラブル端末「アップルウオッチ」の売れ行きが良くないこと、9月に発表とみられるスマートフォン新機種「iPhone6s」がマイナーチェンジにとどまること、およびマイクロソフト(MS)が7月末にリリースした新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ10」効果が不透明なことを挙げた。
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