ニュース 運輸 作成日:2015年8月18日_記事番号:T00058767
遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)の旅客機が5月30日午前、台北市の松山空港から金門島に向かい、悪天候で引き返した際、残り燃料が規定を下回ったにもかかわらず、管制塔に「緊急事態」を伝えず、そのまま飛行を続けていたことが分かった。18日付蘋果日報が伝えた。
問題の便は遠東航空61便(乗客162人、乗員6人、機種MD-83)で、視界不良のために金門島に着陸できず、松山空港に引き返し、機体は無事着陸した。しかし、旅客機は着陸時点で20分の飛行に必要な燃料しか残しておらず、仮に松山空港にスムーズに着陸できず、着陸をやり直した場合、燃料切れを起こしかねない状況だった。規則では少なくとも30分の飛行に必要な残り燃料が必要だった。
今回の事態を受け、交通部民用航空局は操縦士に対し、規則違反で警告や罰金などの処分を行う見通しだ。
匿名の航空専門家は、問題の便が飛行途中に澎湖諸島上空で旋回を繰り返した上、松山空港の風向きが変わり、当初の飛行ルートとは異なる基隆沖経由のルートで滑走路に進入したことで、飛行時間が15分延び、燃料不足を起こしたのではないかと指摘した。
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