ニュース 金融 作成日:2015年8月18日_記事番号:T00058770
中堅金融持ち株会社の国票金融控股は17日、三信商業銀行(台中市、COTAバンク)の流通株に対する株式公開買い付け(TOB)が不成立に終わったと発表した。
国票金控は三信商銀の株式を1株17.8台湾元(約68円)で取得することを提案していた。しかし、期限までに取得見通しとなった株式は約8,301万株で、目標の約2億5,667万株に届かなかった。
三信商銀の株主は6万6,000人いるが、上位株主120人が株式の49%を保有し、取得価格の引き上げを求めていた。国票金控は取得価格を引き上げれば、信用格付けの下方修正が避けられないとする格付け会社の見解が重荷となり、取得価格の引き上げを断念した。
国票金控は「三信商銀の大株主が株式売却の機会を生かさなかったことは遺憾だ」とコメントした。
三信商銀の廖松岳董事長は「TOB結果を平常心で受け止めている。国票金とは同業関係にあり、今後は友人として共に努力していきたい」と述べた。
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