ニュース 建設 作成日:2015年8月18日_記事番号:T00058774
新光金融控股傘下の生命保険会社、新光人寿保険による、新光三越百貨の台北信義新天地A8館の土地とビルの売却計画について、売却手続きの委託を受ける仲量聯行(ジョーンズラングラサール台湾、JLL台湾)はきょう18日、公開入札を公告した。最低制限価格は280億台湾元(約1,070億円)で、単独の商用不動産としては過去最高。入札開始は10月20日からとなる。18日付経済日報が報じた。
新光三越A8館の敷地面積は2,647.5坪、延べ床面積は2万900坪。敷地面積は信義計画区では国泰人寿保険(キャセイライフ)が保有する「A3区画」(3,610坪)に次ぐ大きさだ。
A8館は新光三越が新光人寿から2027年まで賃借する契約を交わしている。年間賃料は現在6億9,000万元とされ、公開入札の最低制限価格から計算すると、新光人寿の賃料利回りは約2.5%となる。
JLL台湾の呉瑤華シニア副総経理は、A8館は賃貸契約の期間満了まで10年以上あるため、まず賃料で安定収益を上げ、将来的にオフィスや商業施設を開発したい投資家に向いていると指摘した。
新光三越は、A8館が落札されたとしても、契約満了まではオーナーが変わるだけで、運営に影響はないと強調した。自社でA8館を買収する意向の有無については「現時点でそうした話はない」と表明した。
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