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中国機械市場、韓国にリード広げられる【図】


ニュース 機械 作成日:2015年8月18日_記事番号:T00058780

中国機械市場、韓国にリード広げられる【図】

 経済部統計処の統計によると、今年上半期の中国機械製品市場で台湾からの輸入額は32億米ドル(5位)で、台湾製品のシェアは昨年通年の5.5%から5.8%へと0.3ポイント拡大した。ただ、4位韓国からの上半期輸入額は53億米ドルで、シェアは0.7ポイント増の9.8%と台湾の伸び率を上回った。過去10年では、台湾はシェアを8.2%から2.4ポイント落とした一方、韓国は逆に2.1ポイント拡大しており、順位を逆転された上でリードをさらに広げられている。18日付蘋果日報が報じた。

 これについて経済部統計処の楊貴顕副処長は、台湾製機械が競争力を落としている理由として、中国の経済発展に伴い機械の需要が多様化したことを挙げた。さらに、例えば半導体産業で、日本や米国の機械が依然技術面で優位にあること、韓国企業がターンキー方式で進出するため台湾企業には入り込む余地がないことも挙げた。

 なお、今年1~7月の台湾の対中機械輸出額は34億6,300万米ドルで、6月と7月が不調で前年比2割減だった結果、前年同期比1.9%減のマイナス成長となった。