ニュース 社会 作成日:2015年8月19日_記事番号:T00058789
「夜の街」として知られる台北市・林森北路は、ナイトクラブ、カラオケスナックに限らず、さまざまな店舗が他の地域に比べ遅い時間まで営業を続けており、近年では市内のホテルに宿泊する観光客が深夜に数多く訪れるようになっている。こうした中、同地域の業者からは台北市政府に対し、商圏のイメージチェンジや観光地化に協力を求める声が上がっている。
台湾随一のナイトクラブ密集地として知られる林森北路は当初、台湾に駐在する米国軍人目当てにナイトクラブが相次いで開業し、その後、日本企業の駐在員が多く訪れるようになり、中には違法営業店も数多く存在した。しかし近年、警察が取り締まりを強化し、毎月8回以上の立ち入り検査を実施していることから、違法店舗は急減している。
林森北路ではナイトクラブ以外にも服飾店、ドラッグストア、小吃(軽食)店、携帯電話ショップ、ペットショップなど数多くの店舗が午前3〜4時まで営業しており「深夜でも手に入らないものはない」と評されている。台北市の中心部に位置することから、市民が夜中に小腹が空いたり、緊急の買い物が必要になった場合、非常に便利なエリアとしても活用されている。
また夜に時間を持て余した観光客が、「不夜城」として名高い林森北路を見物に訪れるケースが増えており、外国人バックパッカーの姿も連日のように見かける。
なお現在、林森北路では違法店舗が減少したことや、毎夜、大勢の警察官がパトロールに当たっていることから治安状況も改善しており、同地域の犯罪発生率は周辺地区と同水準に低下している。このため地元業者はさらなる観光地化を進め、より多くの観光客を呼び込みたい考えだ。
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