ニュース 政治 作成日:2015年8月19日_記事番号:T00058791
台北市と中国・上海市が都市間協力を目指す今年の「台北・上海都市論壇」が18日上海市で行われ、▽電子マネー技術分野の経験交流▽公務員人材開発に向けた視察交流▽上海市静安区と台北市中正区による交流▽上海市閔行区と台北市中山区による交流──の4項目の協力覚書が結ばれた。19日付蘋果日報が伝えた。
早ければ半年後に上海市で悠遊カード(上)が利用できるようになる見通しだ下は上海の交通ICカード(YSN)
特に注目されるのは、電子マネー分野の交流だ。台湾の電子マネー最大手、悠遊カード(イージーカード)を運営する悠遊卡公司の戴季全董事長は「両岸(中台)の法的制約で悠遊カードは中国に進出できないが、既に金融監督管理委員会(金管会)と調整を進めており、法改正で電子マネー分野の協力プロジェクトを開始したい」と述べ、半年以内に具体的な動きが始まるとの見通しを示した。将来的には悠遊カードと上海市の交通系ICカードの共用化を視野に入れる。
金管会の曽銘宗主任委員は、悠遊カードの中国進出について、「相互開放に関する問題で、交渉が必要だ。現時点での言及は尚早だ」と述べた。
台北・上海都市論壇は2010年以来、双方持ち回りで開かれているもので、柯文哲台北市長は開幕式で、「両岸一家親(両岸が一家のように親しくしていく)精神と4つの相互(互いを知り、理解し、尊重し、協力する)という原則で交流を促進していきたい」とあいさつした。
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