ニュース 機械 作成日:2015年8月19日_記事番号:T00058804
米電気自動車(EV)ベンチャー、テスラモーターズにモーターを独占的に供給する富田電機(フクタ)の張金鋒董事長は18日、同社が昨年、中国鋼鉄(CSC)グループからの出資を受け入れたことについて「当社にとってメリットはなく、踏み荒らされただけだった」「非常に後悔している」などと語った。19日付工商時報が報じた。
張董事長によると、CSC傘下の中盈投資開発は富田電機への出資を完了した2日後に財務長の交代と会計士事務所の変更を要求。しかしCSCが派遣してきた財務主管は経験が不足しており、会計の知識しか持っていないにもかかわらず、財務部と管理部の副総経理を兼ねたことで従業員の反感を招いたという。さらに張董事長は「この主管は職場のモラルを理解せず、当社から給料をもらいながら、あらゆる事柄をCSCに報告していた」と非難した。
ただ一方で張董事長は、鄒若齊CSC董事長の国際感覚と統合戦略には賛同すると強調し、財務主管が最大の不満要因であるとの認識を示した。
なお張董事長の批判を受けてCSCの林弘男・執行副総経理は同日、「完全に事実とは異なる」と反論。富田電機の管理制度導入や人事などについては他の株主と協議の上で決定したと主張した。
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