液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）ドライバーＩＣ設計の奇景光電（ハイマックス・テクノロジーズ）は18日、タッチコントロールＩＣコアを内蔵したディスプレイ整合型ドライバーＩＣ「ＴＤＤＩ」に参入し、新製品「HiSIT」を発表した。19日付工商時報が伝えた。
ハイマックスは今年第４四半期にも量産に入り、大手パネルメーカーに納品する予定だ。業界では、ハイマックスの納品先は京東方科技集団（ＢＯＥテクノロジーグループ）とみられている。
ＴＤＤＩには既にシナプティクス、聯詠科技（ノバテック・マイクロ・エレクトロニクス）、敦泰科技（フォーカルテック・システムズ）、譜瑞科技（パレード・テクノロジーズ）が参入している。
これまでＴＤＤＩはタッチパネル業界への浸透が遅れていたが、業界関係者は「需要がようやく高まり始めている」と指摘した。
