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日本の幼稚園で熟女AV流れる、DVDの台湾企業提訴へ


ニュース 社会 作成日:2015年8月20日_記事番号:T00058816

日本の幼稚園で熟女AV流れる、DVDの台湾企業提訴へ

 日本の文部科学省が3〜6歳児の運動指導用にと幼稚園に配布したDVDに、アダルトビデオの内容が録画されていたことが発覚した。同DVDを制作した日本の業者は生産を台湾メーカーに委託しており、海を越えての損害賠償裁判に発展しそうだ。

 台湾メディアの報道によると今年3月、東京のある幼稚園で教師が体操の授業の準備をしようと、問題のDVDを再生したところ、テレビの画面に突然、「熟れ妻の戯れ」というアダルトビデオらしきタイトルとAV女優とみられる6人の女性の画像が現れたため、慌てて停止ボタンを押した。教師がその後、改めて確認したが、ディスクの表面にははっきりと「幼児期の運動に関する指導参考資料」と印刷されているにもかかわらず、内容は全編AVとなっていることが明らかとなった。

 さらにその後、他の幼稚園でも同様の事態が相次いで発覚したことを受け、日本政府の担当部署は同DVDの制作を請け負った業者に全て回収するよう要求。配布された4万枚余りのうち約3万枚が回収されたが、そのうち86枚にAVが録画されていたという。

 なおこの制作会社は最終的なDVD生産を台湾の松靖国際(Sojean)に委託しており、同社が映像の焼き付けを行う際に誤って一部にAVの内容が録画されたとみられる。日本の制作会社は、DVDの回収や焼き直しに掛かった費用や、教育界での評価が失墜したことに対する賠償を求め、松靖国際と交渉を進めてきたが、合意に至らなかったため、このほど台湾の裁判所に提訴する準備を進めている。賠償請求額は5億2,000万円余りとなるという。

 これに対し、松靖国際の親会社、能率豊声科技(ABICO FS)財務処の劉智雄協理は「既に内部調査を進めている」と説明し、「当方のミスがはっきりすれば負うべき責任から逃れることはない」と表明した。弁護士によると、賠償額は5億円という高額なものにはならないとの見方だ。