ニュース 機械 作成日:2015年8月20日_記事番号:T00058830
工作機械大手の友嘉集団(フェアフレンドグループ、FFG)、永進機械工業(YCM)、百徳機械(クアサー・マシン・ツールズ)、崴立機電(WELEメカトロニック)の4社が台中市の精密機械発展中心(PMC)内に設置した、切削加工におけるびびり振動の研究を目的とする共同実験室が19日、運用を開始した。20日付工商時報が報じた。
4社は同実験室の設置に計2,000万台湾元(約7,600万円)以上の資金を投じた他、実験用に自社製品の提供も行った。実験室では2年以内にスマート型のオンライン監視・制御ソフトウエアを開発し、切削加工効率を30%高めたい考えだ。これにより台湾製工作機械の差別化を進め、産業付加価値の向上につなげることを目標とする。
フェアフレンドグループの朱志洋董事長は実験室のオープン式典であいさつし、「台湾政府の工作機械産業に対する支援が不足する中、メーカーは自らの力を頼りとする他ない」と語った。ただ、一方で現在政府が生産の自動化、ネットワーク化を進める「生産力4.0計画」に取り組んでいることについては「台湾にとってチャンスだ」と語り、産業全体で商機獲得を目指すべきだと強調した。
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