ニュース 電子 作成日:2015年8月21日_記事番号:T00058860
スマートフォンやパソコン、タブレット端末、コンシューマー・エレクトロニクスの需要がここ数年で最悪の状態まで冷え込み、世界のIC設計業界が現在も在庫消化を進める中、台湾積体電路製造(TSMC)を除く台湾内外のファウンドリー業者は、第4四半期に設備稼働率60%の維持に苦心する見通しだ。最近、受注獲得に向けた営業活動を積極化しており、価格交渉の余地がかなり大きくなっている。21日付電子時報が報じた。
台湾のIC設計業者によると、ファウンドリーの受託生産価格は8インチウエハーの18ナノメートル製造プロセスで20%以上、12インチウエハーの28ナノプロセスで10%以上の下落余地が生まれているという。
台湾の液晶ディスプレイ(LCD)ドライバーICサプライヤーも、最近はファウンドリーから第4四半期の発注を増やせないか頻繁に聞かれると明かした。台湾のファウンドリーを懇意にしたいが、自社も川下顧客からの受注が当面は全く期待できないため、無理な発注はできないと話した。
台湾のIC設計業者の受注見通しは半月へ縮小し、後工程のパッケージング・テスティング(封止・検査)業者も値下げで追随している。台湾の半導体産業は今年、早くも冬を迎えているようだ。
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