ニュース 電子 作成日:2015年8月21日_記事番号:T00058863
中国の液晶パネル大手、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)が今月17日、政府系投資ファンドと共同で液晶パネル関連ICのサプライチェーン構築に総額40億1,650万人民元(約770億円)を投じると表明したことについて台湾の業界関係者は、「金額から見てBOEの投資先は液晶パネル関連にとどまらず、DRAMやフラッシュメモリーといった汎用製品もターゲットとなる」との見方を示した。21日付電子時報が報じた。
なおBOEの液晶パネル関連IC分野への投資について台湾の業界関係者は、「BOEは早くから台湾のIC設計業者との提携を模索しているが、主導権をめぐって交渉は膠着(こうちゃく)状態に陥っている」と指摘。その上で液晶ドライバーICの台湾大手3社、聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)、奇景光電(ハイマックス・テクノロジーズ)、瑞鼎科技(レイディウム・セミコンダクター)については、中核業務の主導権をBOEに譲り渡す可能性は低いとの見方を示した。
こうした中、今後BOEは大規模な資金を投じ、台湾において液晶ドライバーICの設計チームや人材の引き抜きを図る可能性が高いとの観測が出ている。
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