ニュース 政治 作成日:2015年8月24日_記事番号:T00058871
李登輝元総統が日本の月刊誌への寄稿で「第2次世界大戦で台湾が日本と戦った(抗日)という事実はない」「当時台湾人は私を含め、日本人として祖国のために戦った」などと主張し、馬英九総統をはじめとする与党国民党から激しい批判を受けたことを受け、野党民進党の蔡英文主席は22日、「李元総統自身の経験に基づく個人的な意見として理解を示すべきだ」と表明した。22日付蘋果日報などが報じた。
李元総統は「『抗日戦争は存在した』とは奇怪な意見だ」と語った上で、国民党陣営に対し「私を批判しても票は集まらない」と逆批判した(23日=中央社)
蔡主席は「台湾人は数百年間、自らの運命を自分たちで決められなかったが、今では台湾に民主主義体制が構築され、歴史に対するさまざまな記憶と解釈が存在する。われわれは寛容の心でお互いの異なる意見を尊重し合うべきだ」と訴えた。
これに対し国民党の洪秀柱副主席は、「蔡氏は自身の国家観を表明しておらず、李元総統の見解を認めたも同然だ」と批判。「(李元総統が支持する)蔡氏が来年総統に当選すれば台湾も釣魚島(尖閣諸島)も日本のものになる。二度と日本人を総統に選んではならない」などと主張した。
親民党の宋楚瑜主席も、「元総統が自分は中華民国国民でなかったと発言するのは国民には受け入れ難い。元指導者として発言に注意すべきだ」と批判した。
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