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花博創業園区を白紙化、国発会と台北市の対立で


ニュース 建設 作成日:2015年8月24日_記事番号:T00058879

花博創業園区を白紙化、国発会と台北市の対立で

 2010年に開催された台北国際花卉博覧会(花博)で使用された建築物を再利用し、「ミニシリコンバレー」を目指す「花博創新創業園区」を整備する構想が国家発展委員会(国発会)と台北市政府の意見対立で白紙化された。国発会は当面、台北市の「松江大楼」を起業家向けスペースとして活用していく。22日付聯合報が伝えた。

 国発会は建物を2億台湾元(約7億4,000万円)かけて改装した場合、投資利回りからみて、9年間賃借するのが望ましいという立場だったが、台北市は賃貸契約を「3年間で1回に限り3年間の延長可」という形で、最長でも6年を超える賃貸には応じない方針を示し、両者の立場が対立した。

 国発会の杜紫軍主任委員は「花博園区の賃貸期限に関する考え方が異なるため、別の建設地を検討することを決めた」と述べた。

 一方、柯文哲台北市長は「国発会の管中閔主任委員は問題ないと言っていたが、管氏が退任して以降、政策が変わってしまったようだ」と述べ、杜主任委員への不信感をにじませた。