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化粧品、1〜2月の売り上げ6%減


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年3月5日_記事番号:T00005889

化粧品、1〜2月の売り上げ6%減

 
 物価高が化粧品販売にも影響を及ぼしている。化粧品商業同業公会の資料によると今年1~2月の百貨店の化粧品売上額は、全体で昨年同期比6%マイナスとなり、基礎化粧品販売の落ち込みがメイクアップ化粧品よりも著しいことが分かった。関係者は、2003年の新型肺炎SARS流行時以来の、最悪の業績だと嘆いている。4日付聯合晩報が報じた。

 シェアトップの資生堂グループは1~2月の売り上げが昨年同期の94%で、傘下にランコム、シュウウエムラなどのブランドを抱える2位の台湾ロレアルは昨年同期の85%、3位の米エスティローダーの台湾分社で、ドゥ・ラ・メール、クリニークを持つ美商怡佳は昨年と変わらず、CD、ジバンシィを持つ4位のLVMHグループのみが5%業績を伸ばした。

 業界関係者によると、台湾の消費者はバーゲンなどで化粧品を購入する習慣が定着しており、平常時の販売は非常に難しいという。このため百貨店は、母の日と創業祭の2大バーゲン以外に「春期化粧品祭り」でも、オリジナル商品や大幅割引商品の提供など力を入れており、今年も2月から販促活動が始まっているという。