ニュース 電子 作成日:2015年8月24日_記事番号:T00058891
アップルがスマートフォン向けA9プロセッサーの生産を台湾積体電路製造(TSMC)に加え、サムスン電子にも委託し、発注先を分散させる姿勢を強める中、TSMCは16ナノメートル製造プロセスにおける顧客開拓を積極化しているようだ。24日付電子時報が報じた。
同紙によるとTSMCは16ナノプロセスにおいて、既に▽深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)▽LGエレクトロニクス▽聯発科技(メディアテック)▽ザイリンクス▽AMD▽エヌビディア──などから受注を獲得したとされる。
半導体産業では先進プロセスにかかる大規模な資金を負担できるIC設計業者の数が限られる上、世界の半導体業界で統合が進み、顧客の数が減少する状況の下、先進プロセス技術への投資では、顧客の少なさが最大のリスクとなっている。
なおLGは、サムスンの「Exynos(エクシノス)」などと同クラスとなる自社開発のアプリケーションプロセッサー「NUCLUN(ヌークルン)」の生産でTSMCの16ナノ立体構造トランジスタ(FinFET)プロセスを採用する方針とされる。
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