ニュース 電子 作成日:2015年8月25日_記事番号:T00058912
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手の矽品精密工業(SPIL)は24日臨時董事会で、独立董事3人から成る審査委員会を設立して、同業世界最大手の日月光半導体製造(ASE)がSPILに対して実施した株式公開買い付け(TOB)の条件を審査し、結果を法定期間内に発表することを決議した。SPILは同社株主に対し、審査結果と株主への提案、理由を発表するまで同社の発行済み普通株式と米国預託証券(ADR)を売却しないよう強く呼び掛けた。25日付蘋果日報などが報じた。
審査委員は▽宣明智氏(聯華電子=UMC栄誉副董事長)▽林財丁氏(東海大学国際経営・貿易学系教授)▽沈維民氏(国立台中科技大学財政税務系教授)──の3人。
SPILに近い人物によると、同社はASEのTOB用資金は多くが社債発行で調達したもので、本来の使用目的と異なると考えている。このため、管轄機関に調査を依頼し、ASEのTOBを回避したいもようだ。
これについてASE財務部は、TOB用資金は自己資金であり、SPILによるあら探しは気に掛けていないと強調した。
ASEは先週21日、TOBでSPIL株式を最大25%取得すると発表していた。
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