ニュース 電子 作成日:2015年8月25日_記事番号:T00058914
華碩電脳(ASUS)は第2四半期のノートパソコン出荷台数が予想を下回ったことから、7月に通年の出荷目標を12%下方修正した。しかし沈振来(ジェリー・シェン)同社執行長はこのほど、「(7月末の)ウィンドウズ10リリース後、8月には主力とする欧州市場向け販売率が拡大するなど需要の回復が感じられ、在庫水準は既に健全なレベルに達している」と強調。アジア市場については「既に品不足となっている」と説明した。25日付工商時報が報じた。
市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)によると、ASUSの第2四半期ノートPC世界出荷台数は392万台でシェア5位だった。第3四半期目標は480万台(ASUSリリースより)
ASUSのノートPC事業は第2四半期、販売業者の模様眺め傾向が強まった影響で欧州における在庫水準が上昇、同期の出荷目標未達につながった。
欧州市場での不振について沈執行長は、マイクロソフト(MS)が打ち出した同社運営の検索サービス「Bing(ビング)」をブラウザのデフォルト検索エンジンとすることを条件とする補助プランの対象となる製品展開で、聯想集団(レノボ)やヒューレット・パッカード(HP)に後れを取ったこと、およびルーブル相場の急落がロシア向け出荷に影響を及ぼしたと説明した。
ただMSの補助プランは第2四半期で終了したため、第3四半期に入りASUSにとって不利な状況が薄れている他、ロシア向け出荷も既に昨年の5割水準まで回復していると強調した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722