ニュース 金融 作成日:2015年8月26日_記事番号:T00058924
米国の金融誌「グローバル・ファイナンス」が24日発表した、2015年の世界の中央銀行総裁評価で、台湾の彭淮南・中央銀行総裁が今年も「A」評価を獲得した。05年から11年連続、通算12回目で、自身の持つ連続A評価記録を1年更新した。11年連続は世界でも彭総裁ただ1人だけだ。26日付工商時報などが報じた。
同評価は各国・地域の中銀総裁をAからFまで6段階で評価するもので、今年A評価を獲得したのは、彭総裁を含めて9人で、14年の7人から2人増えた。A評価の通算獲得回数では彭総裁とマレーシアのゼティ総裁が肩を並べているが、ゼティ総裁の連続獲得年数は7年にとどまっている。
金融業界の関係者は、今年、台湾が景気低迷に見舞われている中、彭総裁は輸出競争力の強化に向けて台湾元安を誘導し、短期利率を引き下げて金融緩和の環境を整えた他、内需活性化を狙って2010年以降続いていた住宅ローン規制を緩和したと手腕を評価。米国連邦準備制度理事会(FED)が実施をにらむ利上げについても対応策ができているはずだと指摘した。
なお日本銀行の黒田東彦総裁は14年の「Bプラス」から「B」へ、中国人民銀行の周小川総裁も14年の「Bマイナス」から「C」へ、それぞれ評価を落とした。
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