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通販サイトの博客来、12月に電子書籍の販売開始


ニュース 商業・サービス 作成日:2015年8月26日_記事番号:T00058927

通販サイトの博客来、12月に電子書籍の販売開始

 通販サイト大手、博客来の高明義総経理は25日、12月に電子書籍のプラットフォームを開設し、紙の書籍以外の読書体験を提供すると表明した。これにより物流コストの低減効果が期待でき、同社発展の重要な分岐点となると語った。26日付経済日報が報じた。

 なお博客来は電子書籍の販売価格は紙の書籍より安くして購買意欲を刺激する方針だ。また電子ブックリーダーがなくても、スマートフォンやタブレット端末で読めるようにする。中国でも電子書籍を販売するため出版社と提携交渉中だ。

 このほか高総経理は、創業20周年を記念して今年末、セブン−イレブンの店舗内に読書をテーマとするコンセプトストアを開設すると表明した。

 コンセプトストアでは紙の書籍を販売するのでなく、ディスプレイを通じて消費者が書籍を探したり、消費者に博客来のお勧め書籍を提示したりできるようにする。まず台北市のコンビニエンスストアの一角にモデル店舗を設置し、反応が良ければ地方にも拡大する予定だ。

 同社は2000年にセブン−イレブンでの書籍受け取りサービスを開始し、05年より書籍以外の商品販売に参入した。現在の商品構成は書籍60%、その他40%。台湾の会員数は670万人。昨年の売上高は52億台湾元(約190億円)、今年1〜7月は前年同期比15%増で利益は30%増だった。

 昨年より香港、マカオでコンビニなどでの商品受け取りサービスを開始し、今年3月より文房具やグルメなどの商品を追加したところ、両地域の会員は16万人を突破。香港の1〜7月売上高、注文数は前年同期比7割増。客単価は香港が1,300元、マカオが1,500元だ。