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汎用プラスチック各社、3月の出荷価格を値上げ


ニュース 石油・化学 作成日:2008年3月5日_記事番号:T00005894

汎用プラスチック各社、3月の出荷価格を値上げ

 
 汎用プラスチックと石化中間原料を生産する台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)など大手各社は4日、3月の域内・海外向け出荷価格を引き上げると発表した。エチレンなど原料価格が下落し、台湾元相場が上昇している局面で、各社の利ざやは拡大する見通しだ。5日付経済日報が伝えた。

 値上げの対象は、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニール(PVC)などエチレン系樹脂のほか、高純度テレフタル酸(PTA)など化繊原料、スチレンモノマー、ポリスチレンなど製品全体に及ぶ。このうち、高密度ポリエチレン(HDPE)などPE製品は域内向けが1キログラム当たり1台湾元(約3.35円)引き上げられた。川下企業の需要は旺盛で、値上げによる売り上げの鈍化は見られないという。

 4日の台湾株式市場では、増益期待が膨らんだ石化銘柄の株価が軒並み上昇した。