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古河電工出資のJSW、高機能エナメル線の生産能力増強


ニュース 電子 作成日:2015年8月26日_記事番号:T00058943

古河電工出資のJSW、高機能エナメル線の生産能力増強

 古河電気工業は25日、子会社の古河マグネットワイヤ(FMGW)が21.15%出資する栄星電線工業(JSW)での、スマートフォンやタブレット端末など向け高耐熱細物平角エナメル線(リボン線)、車載用細物丸エナメル線の製造設備の増強を決定したと発表した。


古河電工のリボン線は、製造が困難なコーナー部を含めて、均一な形状でかつ高耐熱の絶縁特性が特長で、スマホやタブレット端末などの小型化、低背化、高機能化に大きく貢献している(同社リリースより)

 古河電工によると、リボン線の旺盛な需要が当初計画を大幅に上回り、自社内の製造能力を増強しても供給が追い付かないため、リボン線に関する製造ライセンス契約を締結しているJSW台湾工場で生産能力を順次増強する。また、既に一般用細物丸エナメル線の生産を委託しているJSW中国工場(広東省東莞市)で、車載用細物エナメル線も製造する。古河電工は既にJSWに車載用細物エナメル線の製造技術を移管しており、日本国内製造品と同レベルの高品質な製品が製造できる。

 26日付工商時報によると、JSWは古河電工との協業体制の加速により、スマートフォン、車載用、高級オーディオ、医療、ロボットなどの新市場を開拓し、中国や東南アジア展開を進めると表明した。