ニュース 電子 作成日:2015年8月26日_記事番号:T00058944
半導体業界関係者によると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は中国・江蘇省南京市の浦口経済開発区に、単独出資で12インチウエハー工場を設立するもようだ。同市が先週発表した用地整備の入札募集には、浦口経済開発区の第3期用地に「TSMC用地」と記されている。26日付工商時報が報じた。
台湾政府は近く、単独出資による中国への12インチウエハー工場投資を開放する見通しで、TSMCは既に意欲を表明している。
設備業者は、TSMCは7月、北京、西安、上海、南京などに12インチ工場建設チームを派遣、候補地を実地調査して各地方政府より優遇措置などの情報を得ており、南京の確率が最も高いと指摘した。
設備業者は、TSMCはまず12インチ工場の設立を申請し、早ければ2016年に着工、17年下半期に完成、試験生産を始めると予測した。台湾より1世代以上遅れた製造プロセスに制限されるため、17年に台湾で10ナノメートル製造プロセスで量産する予定であることから、TSMCは中国12インチ工場で20ナノ、16ナノの立体構造トランジスタ(FinFET)プロセスを提供する見通しだ。
中国政府の半導体産業支援を受けて、今後3〜5年で中国に28ナノ以降の先進プロセスのIC設計会社が多数設立され、16ナノFinFETプロセスがちょうど主流になる見通しで、TSMCは受注が見込めそうだ。
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