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波多野結衣の悠遊カード問題、流用バージョンは発売取りやめ


ニュース 社会 作成日:2015年8月27日_記事番号:T00058947

波多野結衣の悠遊カード問題、流用バージョンは発売取りやめ

 交通系ICカード、悠遊カード(イージーカード)のイメージキャラクターに日本のAV女優、波多野結衣が起用されたことが論議を呼んだ問題で、使用される写真が日本国内で発売されたアダルトDVDのパッケージ写真だったことが判明し、悠遊カードの運営会社、悠遊卡公司は26日、流用したバージョンについては発売を取りやめ、別の写真に切り替えると説明した。中時電子報などが27日報じた。


呂氏(左)と鈴木董事長(右)は会見で深々とお辞儀をして騒ぎを謝罪した(27日=中央社)

 関係者らは27日午前、謝罪会見を開いた。波多野の作品の台湾販売代理権を持つ「東桜創意行銷」の鈴木光壱董事長は「日台間の単純なミスだが、日本で使った写真を(悠遊卡公司に)提供してしまった。台湾の皆さまに誤解を与えてしまい、大変心苦しく思っている」と話した。ただ問題の写真については「われわれが正式な版権を所有している」と説明した。

 ブローカーの呂季樺氏は「波多野は台湾に来て悠遊カードに使う写真撮影を行った」とした上で、カードの売り上げがチャリティー目的で寄付される予定だったことから、「われわれは単に台湾の弱者支援団体の力になりたかっただけで盗用ではない。このような結果となったことを深くおわびしたい」と述べた。

 悠遊卡公司は、発売予定だったカード2種類のうち、1種類は波多野が台湾で撮影した写真に決まったが、もう1種類が決まらず、提供された写真を使用したと説明した。

 なお波多野は今回の騒動を受けて、「私を育ててくれた台湾の皆さまに少しでも恩返しができればと、今回の仕事を待ち望み、とてもうれしかった。でも、私がAV女優であるため、善意あるイベントに協力し、台湾に恩返しできないのでしょうか」と声明を発表した。

 今回の問題をめぐっては、そもそもイメージキャラクターにAV女優を起用したことの妥当性が批判を浴びており、論争は後に引きそうだ。