ニュース 食品 作成日:2015年8月27日_記事番号:T00058960
台北市の貿易会社、見豊貿易が消費期限の迫ったパスタなどの輸入食材を低価格で高雄市の卸売業者、東海食品行に販売し、この業者が消費期限を改ざんした上でレストランなどに販売していたことが発覚した。高雄地方法院検察署がこのほど両社に立ち入り検査を行ったところ、見豊貿易の倉庫にあったパスタの袋の中には生きた虫が這い回っていたという。27日付自由時報が報じた。
見豊貿易の倉庫で見つかった虫が入ったパスタ(衛生福利部リリースより)
高雄市衛生局が先ごろ、市民の通報を受けて調べたところ、東海食品行は見豊貿易から期限の迫った食材を市場の相場を1割下回る価格で購入。期限を改ざんして仕入れ値の4倍の価格で川下業者に販売していた。
問題のパスタは大手スーパーマーケットの全聯福利中心(Pxマート)も購入していたが、虫が見つかったことで既に返品されていた。
高雄地方検察署は見豊貿易高雄支社の黄秋栢経理や東海食品行の経営者ら9人を食品安全衛生管理法違反で拘束した。また検察は、違反行為は見豊貿易・台北本社も関わった疑いがあるとしてさらに捜査を進めるほか、他にも食材が流通していないが調べる方針だ。
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