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CSCの10~11月台湾価格、値下げ幅わずか0.4%【図】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年8月27日_記事番号:T00058964

CSCの10~11月台湾価格、値下げ幅わずか0.4%【図】

 中国鋼鉄(CSC)は26日、10~11月の台湾域内向け鉄鋼製品価格を1トン当たり平均61台湾元(約220円)、0.4%引き下げた。域内向け価格の値下げは昨年12月期以来8回連続だが、値下げ幅は今回が最も小さく、9月の6.14%からは大幅な縮小となった。27日付工商時報などが報じた。

 値下げは全7品目のうち4品目に及び、1トン当たりの値下げ幅は大きい順に、▽溶融亜鉛めっきコイル、328元▽冷延、213元▽鋼板、82元▽熱延、35元──で、これら以外の3品目は価格を据え置いた。

 今回の値下げ幅は市場予測を下回り、川下の鋼管、単圧、シャーリングなどの業者は、熱延の下落幅がわずか35元では受注のプラスにならないと不満を示した。これに対しCSCの林弘男執行副総経理は、国際鉄鋼価格は既に下落傾向が緩和していると説明。その上で、第4四半期には在庫補充の動きが見込めると指摘した。熱延価格については、既に日本からのCIF価格(1トン当たり350米ドル)に近く、川下メーカーの受注競争力を考慮した水準になっていると述べた。