ニュース 社会 作成日:2015年8月28日_記事番号:T00058974
東京ディズニーランドは台湾人に非常に人気のある観光スポットだが、園内の売店にあふれる魅力的なグッズに心を引かれるあまり、思わず万引に手を出してしまうケースが依然増えており、過去2年間に商品を盗んだとして検挙された台湾人は17人に上っている。
東京ディズニーランドにおける台湾人観光客による万引増加は昨年も台湾メディアが報じたが、当時、交通部観光局は「大半は(商品を持ったまま知らぬ間に店を出てしまうなど)不注意によるもの」と釈明した。しかしこうした「不注意」が後を絶たないようで、その後も検挙数は減っていない。
なお東京ディスニーランドでは万引事件に対応するためのマニュアルがあり、警備員が容疑者を拘束した後、園側は直ちに警察へ通報し、容疑者を引き渡すそうだ。
警察に勾留された台湾人容疑者やその家族は、途方に暮れて台湾の駐日代表処(大使館に相当)に支援を要請することが多く、そのたびに代表処の係員が警察を訪れて通訳や交渉に当たることになるという。
なお、かわいらしいグッズに目がくらんで盗んでしまうのは若い女性が多いようで、駐日代表処の統計によると、東京ディズニーランドで検挙される台湾人の大部分が20〜40歳の女性となっている。
このため、警察へ支援に駆け付けた代表処の係員は、署内で若い女性に号泣されつつ「何とかしてほしい」と訴えられることがたびたびあるそうだが、係員には警察とのコミュニケーションに協力できるのみで、司法手続きに干渉することは不可能だ。
外交部領事事務局の局員は「情けが通じることもある一般の商店とは異なり、東京ディズニーランドは万引には厳しい態度で臨んでおり、示談に応じることはない」と指摘。一時の気の迷いで日本における台湾人のイメージを傷つけることのないよう注意を呼び掛けている。
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