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波多野結衣の悠遊カード発売強行、1種追加も


ニュース 社会 作成日:2015年8月28日_記事番号:T00058975

波多野結衣の悠遊カード発売強行、1種追加も

 日本のAV女優、波多野結衣の写真を使用した交通系ICカード、悠遊カード(イージーカード)が議論を呼ぶ中、同カードの運営会社、悠遊卡公司は27日、日本のAVのジャケット写真を流用したことが問題になったバージョンを含む2種類を当初予定通りに9月1日に発売するとともに、予定になかった新バージョン1種類を9月中旬に発売することを明らかにした。28日付自由時報が伝えた。


問題になった「天使バージョン」の写真(左)は、台湾では未使用だということで予定通り発売することになった(中央社)

 波多野の起用をめぐっては批判論も根強いが、騒動がかえって人気を高めた格好で、発行枚数は当初予定の計3万枚から4万5,000枚に上積みされた。

 問題のカードは当初「悪魔バージョン」と「天使バージョン」という2種類が発行される予定だった。うち天使バージョンで写真流用が問題となったため、新たに「新天使バージョン」の追加発行が決まった。カードは1枚250台湾元(約940円)で、コンビニエンスストアで発売されるが、従来の天使バージョンに関してはインターネット限定販売となる。

 台北市議会議員からは波多野の悠遊カードに対する批判が相次いでいる。民進党籍の市議13人は「悠遊卡公司は利益至上主義に走るべきではない」と批判。梁文傑市議は「AV女優の悠遊カードを発行すれば、AV女優は成る価値がある職業だと大衆に告げるようなものだ」と指摘した。

 国民党の王鴻薇市議も「悠遊卡公司は『美しく清新』だと主張しているが、保護者からは『子どもをどうやって教育すればよいのか』という苦情が寄せられている」として、悠遊卡公司の戴季全董事長の辞任などを求めた。