ニュース 社会 作成日:2015年8月31日_記事番号:T00059000
一時ブームとなったパン店「パン達人手感烘焙(トップ・ポット・ベーカリー)」を展開する企業「生技達人」が赤字を計上したことを公表前に知り、親会社で上場企業の基因国際生医(ジノム・インターナショナル・バイオメディカル)の株式を売り抜けたとして、インサイダー取引の疑いで起訴された許雅鈞被告らの裁判で、台北地方法院は28日、許雅鈞被告の株式売却はインサイダー情報とは無関係だったとして、無罪判決を言い渡した。許雅鈞被告は芸能人の小S(本名・徐熙娣)の夫。29日付蘋果日報が伝えた。
許雅鈞被告の父の許慶祥被告は当初起訴事実を認めた後、否認に転じたが、懲役2年の実刑判決を受けた。また、基因国際の元董事長、徐洵平被告と妻の姜麗芬被告はそれぞれ懲役2年、1年8月(いずれも執行猶予3年)の判決を受けた。
基因国際は主要株主の両被告や徐洵平被告にメッセンジャーアプリ「ライン」のグループで経営情報を随時提供。両被告は赤字転落をインサイダー情報で知り、基因国際株を2段階にわたり売り抜けたとされる。しかし、台北地方法院は第1段階の売却に関しては「一般的な投資家による予測の範囲を超えず、インサイダー情報には当たらない」とし、第1段階の売却にしか関与していない許雅鈞被告を無罪とした。
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