ニュース 政治 作成日:2015年8月31日_記事番号:T00059002
市議会への出席拒否を続け、監察院による弾劾決議を受けた状態にある頼清徳台南市長は28日、市議会定期会に出席し、施政報告を行った。市議会への出席拒否は234日に及んだ。29日付蘋果日報が報じた。
頼市長(右)。民進党の議員団は「市長、がんばれ」と声援を送った(28日=中央社)
頼市長の出席拒否は、市議会議長選挙での買収疑惑で李全教議長(国民党)と対立したことが原因で、議場で頼市長は発言時に「李議長」と呼び掛けただけで、李議長とのやりとりは全くなく、自らの出席拒否については、施政報告の中で、「清廉で買収事件に関与していない議員や社会に混乱や不安を招いたことを申し訳なく思う」と述べた。
頼市長の出席をめぐり、国民党からは同市でデング熱流行が広がる中、「蚊に追い立てられて出席したのではないか」と皮肉る声も上がった。
これに対して頼市長は記者会見し、「(買収事件で)選対総幹事、里長(最低行政単位の長)、票のとりまとめ役が全て有罪判決を受け、改革が段階的成果を上げたため、議会で施政報告を行うことにした」と説明した。
一方、李議長の議員当選無効を訴えた民事訴訟の審理は、台南地方法院で9月から審理が始まる予定となっている。
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