ニュース 商業・サービス 作成日:2015年8月31日_記事番号:T00059008
台南市や高雄市でデング熱の流行が拡大する中、台南市ではホテルの予約キャンセル、宿泊延期が相次いでいる。29日付聯合報などが報じた。
昨年オープンしたばかりの台南富信大飯店および傘下ブランドのホテルではここ2日間で予約キャンセル、宿泊延期が計30室に上った。
台南大億麗緻酒店(大億ランディス・台南)では予約キャンセルが20室、宿泊延期が15室に達した。
台南晶英酒店(シルクスプレイス台南)では、4人部屋を中心に宿泊延期が10室に上った。同ホテルでは、ツアー客からデング熱流行状況についての問い合わせ電話が鳴りやまない状況で、既に蚊取り電灯を客に貸し出せるよう準備した。
この他、台糖長栄酒店(台南、エバーグリーンプラザホテル台南)でも予約キャンセルが15室に上った。客の多くが宿泊延期を希望しているという。
南紡夢時代、蚊対策商品大売れ
一方、台南初の大型ショッピングセンター、南紡夢時代購物中心(T.S.ドリームモール)では、デング熱の流行拡大を受けて蚊よけスプレー、蚊よけパッチなど多くの蚊対策商品で割引セールを実施したところ、1週間の業績が前週比4割伸びた。
台南、土曜日を防疫清掃日に
台南市でのデング熱確定症例は31日時点で3,003例、死者は4人となった。賴清徳市長は、今週5日から毎週土曜日を「全市清潔日」とし、各区長に対し、管轄下の里長が里内の清掃を徹底するよう監督指導を依頼する方針を固め、全市民で防疫・清掃活動を展開しようと呼び掛けた。
宜蘭で今年初の感染例
一方、宜蘭県でもこのほど県内で今年初めてのデング熱感染例が確認された。感染者の中年女性は8月中旬に高雄市の親族を訪問。帰宅後に発熱など体の不調を訴え、現在病院で隔離治療を受けている。命に別条はなく、近く退院できる見通しだ。
離島の金門島でも同島で任務につく志願兵の1人が台南市から帰島後にデング熱と疑われる症状に見舞われ、病院で隔離されている(29日=中央社)
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