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ノートPC電池の供給不足、LGC火災で拍車か


ニュース 電子 作成日:2008年3月5日_記事番号:T00005901

ノートPC電池の供給不足、LGC火災で拍車か

 
 韓国LG化学(LGC)のパソコン用電池の生産拠点で4日火災が発生し、ノートブック型パソコン(ノートPC)のバッテリー供給の不足に拍車が掛かるのではないかと懸念されている。5日付経済日報が伝えた。

 LGCのバッテリーセルの月産能力は900万~1,000万個で、世界シェア4位。LGCのバッテリーセルは主に、新普科技(シンプロ・テクノロジー)や加百裕工業(セルクスパート・エナジー)、順達科技(ダイナパック)などの台湾メーカーに出荷され、ヒューレット・パッカード(HP)、デル、華碩電脳(ASUS)のノートPCに採用されている。

 新普の宋福祥董事長によると、現在ノートPC向けバッテリーセルはすでに10%以上の供給不足に陥っている。このため、今月初めにはオファー価格が10%上昇していた。今回の火災により、下半期のノートPC販売最盛期に供給不足が深刻化する可能性もある。新普は現在、LGCによる供給への影響に関する説明を待っている段階だという。