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HTC、周前執行長の離職を否定


ニュース 電子 作成日:2015年8月31日_記事番号:T00059013

HTC、周前執行長の離職を否定

 香港上場の特殊効果大手、デジタル・ドメインは28日、スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)の前執行長、周永明(ピーター・チョウ)氏が31日付で同社の執行董事に就任すると発表した。これについて業界では、同氏がHTCを離職すると伝えられたが、HTCは「執行董事は顧問職のようなもので、周氏は今後も同社を離職することはなく、王雪紅(シェール・ワン)董事長もこれを承知している」と強調した。29日付工商時報などが報じた。

 周氏は9年にわたり務めたHTCの執行長を今年3月に辞任、現在は次世代製品の開発を担う「フューチャー・デベロップメント・ラボ」部門の責任者に就任しているが、業界ではこれまで同氏が年内にHTCを離職するとの観測がたびたび持ち上がっていた。

 香港の上場企業や一部米国企業において執行董事は経営の実権を握るばかりか、執行長や営運長と同等の職務と認識されているため、今回のデジタル・ドメインの発表を受けて業界では、周氏がHTCを離職すると伝えられた。

 しかしHTCは周氏の離職を否定し、デジタル社の職務に長時間を当てることはないと説明した。