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LTPSパネル需要好調、台湾2社が新工場の量産急ぐ【表】


ニュース 電子 作成日:2015年8月31日_記事番号:T00059017

LTPSパネル需要好調、台湾2社が新工場の量産急ぐ【表】

 中小型液晶パネル市場において、価格の下落が続くLTPS(低温ポリシリコン)パネルの需要が高まっており、友達光電(AUO)は今年同製品の市場浸透率が27%まで上昇し、2017年には50%を突破すると予測した。こうした中、AUOは中国・江蘇省昆山に、群創光電(イノラックス)も高雄市の路竹工場に6世代LTPSパネル生産ラインの新設を進めており、来年にも量産を開始して商機獲得を狙う構えだ。31日付工商時報が報じた。

 スマートフォンのハイスペック・低価格化に伴い、フルハイビジョン(フルHD)パネルの浸透率が上昇しているが、従来のアモルファスシリコン(a-Si)技術によるフルHDパネルは良品率が各メーカーで異なることから、9月以降、LTPSの需給が逼迫(ひっぱく)する見通しとなっている。このため、現在a-SiとLTPSによるフルHDパネルの価格差は10%以内にとどまっているが、今後は25~30%に拡大すると予測されている。