ニュース 電子 作成日:2015年8月31日_記事番号:T00059018
31日付電子時報によると、中国の国内半導体産業の育成を目的とする公的投資ファンド、「国家集成電路産業投資基金(通称・大基金)」が、14ナノメートル立体構造トランジスタ(FinFET)製造プロセス技術の取得を目指し、ファウンドリー大手、米グローバルファウンドリーズ(GF)の買収に意欲を示しているとの観測が出ており、これが実現すれば同業世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)に大きな脅威となりそうだ。
観測によると、大基金の運用を主導する華芯投資管理は最近、投資銀行を通じてGFとの提携の可能性を模索。GF株の多数を保有するアラブ首長国連邦(UAE)アブダビの投資会社が持ち株の売却意向を示したことから、大基金がGFの買収に乗り出したと伝えられている。
業界では、大基金によるGF買収は、中国のファウンドリー最大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)の技術レベルを一気にFinFET世代に高めることを目的とするとみられるが、GFの技術はサムスン電子が供与しているため、買収の成否はサムスンが承認するかどうかが鍵を握るとみられている。
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