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PC筐体の巨騰、9月受注は3〜4割増


ニュース 電子 作成日:2015年8月31日_記事番号:T00059019

PC筐体の巨騰、9月受注は3〜4割増

 ノートパソコン用プラスチック筐体最大手、巨騰国際控股(JT)の鄭育立董事長は、ノートPCメーカーからの9月受注は前月比3〜4割増加するとの見通しを示した。31日付蘋果日報が報じた。


李KYEC董事長は、来年は3〜5%賃上げできそうだと述べた(29日=中央社)

 鄭董事長は、上半期はPC需要低迷で業績に打撃を受けたが、営業からの報告によると9月向け受注が急増していると述べた。その上で、好調がどの程度持続するかは分からないが、自社の受注状況から巨騰の主要顧客、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、緯創資通(ウィストロン)の9月業績が大幅に上向くことは間違いないと語った。

 鄭董事長はまた、マイクロソフト(MS)の新OS(基本ソフト)、「ウィンドウズ10」リリース後の24時間で1,400万台がアップグレードしたことを受け、PC買い替えが進むと予想している。
ウィンドウズ10リリースを受け、華碩電脳(ASUS)は8月に欧州で購買意欲が回復したと指摘、宏碁(エイサー)も市場の模様眺めムードがなくなり、9月の新学期シーズンに向け需要も加わり、景気回復の兆しが見えると説明した。

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、京元電子(KYEC)の李金恭董事長も、下半期の景気は予想されたほどひどくなく、携帯電話需要は弱いが、車載用、セキュリティー向け需要は安定しており、RFチップ、イメージセンサーなどの受注が好調で、下半期の業績は上半期を上回ると予測。同社は第2四半期に続き、第3、第4四半期も奨励金を支給する予定だと語った。