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中華電信、為替ヘッジ失敗で含み損か


ニュース 電子 作成日:2008年3月5日_記事番号:T00005903

中華電信、為替ヘッジ失敗で含み損か


 中華電信が4日に臨時の取締役会を招集した背景をめぐり、市場では米ドル為替先物関連のデリバティブ金融商品によって、同社が約40億台湾元(約134億円)の含み損を抱えたとの見方が広がった。これを受け、同社は5日に対外的に詳細な説明を行うことを明らかにした。5日付経済日報が伝えた。

 同社の賀陳旦董事長は「最近の米ドル相場の変動で第1四半期(1~3月)の決算に影響が出る可能性はあるが、今のところ実質的な損失は発生していない。米ドル相場の動向を見守らないと、影響の度合いは分からない」と述べた。

 中華電信は海外からの資材調達で為替リスクを回避するため、3億米ドルを為替先物に投資した。ところが、サブプライム問題による金融不安で米ドルが急落したため、同社は含み損を抱えたとみられる。