ニュース 電子 作成日:2015年9月1日_記事番号:T00059043
パソコン大手、宏碁(エイサー)は、台湾元為替相場の下落により入荷コストが増加している状況を受け、第3四半期末または第4四半期の初めに台湾市場における製品価格の引き上げを計画している。対象は同時期に発売される新製品で、値上げ幅は4〜5%となる見通しだ。1日付経済日報が報じた。
エイサーの黄鐘鋒台湾地区総経理は、今年に入り台湾元の対米ドルレートが4.5〜5.5%下落する中、受託メーカーとの決済は米ドルで行っているため、台湾元で販売する台湾市場では入荷コストが高まっていると説明。収益維持のため小売価格を調整せざるを得ないと語った。
ただ、エイサーの値上げに対し証券会社は、同社の台湾市場におけるシェアに影響を及ぼすとの見方を示している。
なお黄総経理は、「ノートPC需要は今年、昨年に比べ低調となっているが、当社の台湾市場における業績は昨年の水準を維持し、さらに来年は今年を上回る見通しだ」と強気の姿勢を示した。
エイサーは独ベルリンで開催される国際コンシューマ・エレクトロニクス展「IFA2015」(9月4~9日)を前に、PC新機種を複数発表する。写真はメディア向け招待状(同社リリースより)
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722