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佳世達のハイエンド携帯、モトローラから受注か


ニュース 電子 作成日:2008年3月5日_記事番号:T00005907

佳世達のハイエンド携帯、モトローラから受注か

 
 佳世達科技(Qisda)が4日、分社後初の法人説明会を開き、大手携帯電話メーカーからODM(相手先ブランドで設計から製造までを担当)を受注し、第4四半期にも出荷を始める予定であることを明らかにした。5日付工商時報が伝えた。

 観測によると、この大手携帯電話メーカーは、佳世達の前身である明基電通(BenQ)の大口顧客だったモトローラで、製品は高価格のハイエンド機種だという。

 佳世達は昨年第4四半期、携帯電話の売上高が全体のわずか1.9%、6億台湾元(約20億円)に満たず、携帯電話関連業務だけで赤字6億6,000万元の50%以上を占めた。自社ブランド部門を独立させて完全な受託製造メーカーに戻ったことや、欧州向けカスタムメイド携帯電話端末を開発した実績があることなどが、今回の受注につながった要因とみられる。

 同社の昨年の売上高は、前年比34.9%減の1,292億9,000万元だった。独シーメンスの携帯電話事業への投資の失敗による携帯電話の在庫処理などが業績に悪影響を及ぼした。純利益は、自社ビル売却などによる営業外収入により、17.6%増の47億7,000万元となった。