ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

エバーライト独子会社、日亜化学が特許侵害で提訴


ニュース 電子 作成日:2015年9月2日_記事番号:T00059070

エバーライト独子会社、日亜化学が特許侵害で提訴

 日本の発光ダイオード(LED)最大手、日亜化学工業は1日、台湾のLEDパッケージング(封止)最大手、億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)のドイツ子会社で住宅用照明製品メーカーのWOFIロイヒテン・ボルトマン&フィルツの製品が、日亜化学が欧州特許庁から新たに取得したYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)蛍光体を有する白色LEDに関する欧州特許2件に抵触するとして、WOFIを相手取り、差し止め、損害額計算のための情報提供および損害賠償を求める特許侵害訴訟を、ドイツ・デュッセルドルフ地方裁判所に提起したと発表した。

 2日付経済日報によると、エバーライトは「日亜化学が今回提起した特許はいずれも、既にドイツ連邦特許裁判所が一審で無効判決を下した特許と同系列のものだ。当社の欧州、米国における勝訴判決に影響はない」と強調した。

 これに先立ち日亜化学は7月、デュッセルドルフ高等裁判所でエバーライトおよびドイツ子会社のエバーライト・エレクトロニクス・ヨーロッパを相手に係争中の特許侵害訴訟において、日亜化学が新たに取得したYAG蛍光体を有する白色LEDに関する特許2件(EP2 197 053およびEP2 276 080)に基づく権利行使を求める手続きを開始していた。